なぜこの診断を作ったのか

「営業職」という言葉は、ひとつにまとめられすぎています。

同じ「営業」でも、ゼロから新規を開拓するのが得意な人、既存のお客様と深く長くつながる人、提案を筋道立てて設計する人、売れる仕組みを作る人、導入後に誠実に伴走する人——強みも、弱みも、活躍できる環境も、人によって全く違います。

私自身、ゴリゴリの営業マンとして競い合うイメージはありません。一方で、営業企画や仕組み化のスキルは人より持っている気がする。でも「自分はどういうタイプの営業なのか」をうまく言葉にできず、転職を考えたときに途方に暮れました。まわりの営業職からも、同じような話を何度も聞いてきました。

そして、これは求職者だけの問題ではありません。企業側も「営業を募集」と一括りで求人を出しがちです。でも本当に欲しいのは、新規を取ってくる人なのか、既存を深耕する人なのか、仕組みを作る人なのか——求める“タイプ”は会社によって全く違います。求職者は自分の強みを言語化できておらず、採用側も欲しいタイプの解像度が低い。この両方が重なって、お互いにとって不幸なミスマッチが生まれています。

さらに、営業の「スタイル」も人それぞれです。売り込むのは苦手だけれど顧客の課題解決は好きで、お客様に誠実でありたいという人と、売上・数字さえ増えればいいという人は、同じ「営業職」でも全くの別人。誠実さを是とする社風に合う人が、売上至上主義の組織に入れば、どちらも不幸になります。

だからこのツールは、「あなたがどんなタイプの営業で、どんな強みを持つのか」を、事実ベースで言語化します。あなた自身がそれを分かり、相手(企業)もそれを分かる——お互いの解像度が上がれば、不幸なミスマッチは確実に減らせる。そう考えて作りました。

自分の強みを言葉にして、転職のときに「この環境なら活躍できる」と選べるように。だからこの診断は、性格を当てる占いではなく、あなたが実際にやってきた事実から強みを引き出す形にしています。